大谷翔平選手のドジャースとの縁も「吉久保酒造」サケ専用酒とはどんな味?

酒蔵

吉久保酒造(茨城県水戸市)は話題が豊富だ。大谷翔平選手が所属するロサンゼルスドジャースの本拠地であるドジャースタジアムのVIP ルームで、同社の「純米大吟醸」が提供されているほか、サバ専用の日本酒「サバデシュ」や、サケ専用の日本酒「サーモンデシュ」を製造しているのだ。

水戸産山田錦を使用

吉久保酒造が酒蔵を構える茨城県水戸市は、水戸徳川家の城下町で日本酒造りが盛んな地域。同社は230余年の歴史を持つ老舗で、代表銘柄は「一品」。辛口なのが特徴だ。

創業者の吉久保清三郎は米穀商だったが、職業柄、酒造りに好適な米の入手が容易で、近くの水源が酒造り向いていたこともあり、造り酒屋に転業したという。

ドジャースタジアムのVIP ルームに置かれている「純米大吟醸」は、契約栽培による水戸産山田錦を100%使用しており、同社では「日本酒の味と香りをはっきりと表現した」としている。

「サーモンデシュ」は酒蔵の近くの川を遡上するサケをおいしく食べるために造ったもので、多種の純米酒をブレンドし、サケの脂を洗い流す味わいに仕上げた。刺身はもちろん、すしや焼き魚などいろんなサケ料理とともに楽しめる。

「サバデシュ」も同様で、サバの旨味をより楽しむために、多種の日本酒をブレンドし、サバの持つ脂を洗い流すスッキリとした味わいに仕上げた。

酒蔵見学も

酒蔵は水戸駅南口から徒歩で25分ほどの場所にあり、有料で月曜から金曜まで酒蔵見学を受け入れている。大吟醸など2種の試飲ができるほか、「茨城酒グラス」を土産として持ち帰ることもできる。

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