酒蔵

酒蔵

酒蔵の売店でしか販売しない隠し酒「神結酒造(兵庫県加東市)」1-3月には酒蔵見学が可能

結酒造(兵庫県加東市)は、販売ルートに乗せずに、酒米の山田錦の中でもやや品質の劣るものを使い、化粧箱なども造らず、酒蔵に併設した売店だけで販売することで価格を抑えた日本酒を持つ。「女将の隠し酒」がそれで、飲食店からの仕入れ要求にも応じない。
酒蔵

京料理や懐石料理などとの相性を重視する「山本本家(京都市)」少し辛口な後味が特徴

山本本家(京都市)は、京料理や懐石料理などの和食との相性を重視した日本酒造りに取り組んでおり、食べ物のおいしさを引き立てる食中酒を目指している。「松の翠」は、茶道流派の一つである表千家の茶事で使われており、懐石料理に合うよう少し辛口に仕上げてある。
酒蔵

7代目当主が酒造りを復活させた「東京港醸造(東京都港区)」江戸城の無血開城をブランドに

東京港醸造(東京都港区)は東京23区内唯一の酒蔵で、開業は2011年。当初は、どぶろく、リキュールの製造を行なっていたが、2016年に清酒製造免許を取得し、日本酒の生産を始めた。同社の歴史は200年以上前に東京・芝で酒造りを行っていた若松屋にさかのぼる。
酒蔵

島崎藤村も飲んだ、にごり酒を製造する「大塚酒造(長野県小諸市)」浅間山伏流水を利用

「夜明け前」などの作品で知られる作家・島崎藤村が、代表作の一つである「千曲川旅情のうた」の中で詠んだ「にごり酒」は大塚酒造(長野県小諸市)が造ったものと伝えられている。小諸市は市内中央部を千曲川が流れており、すぐ目の前に活火山である浅間山の雄大な姿を見ることができる。
酒蔵

ノーベル賞公式行事で採用された純米吟醸を製造する「神戸酒心館(神戸市)」熟した桜桃のような豊かな香りが特徴

神戸酒心館(神戸市)が醸造する「福寿 純米吟醸」が、日本人がノーベル賞を受賞した年に、これまで8回ノーベル賞の公式行事で提供された。熟した桜桃のような豊かな香りが特徴で、生クリームやカッテージチーズなどとの相性がよいという。
酒蔵

リンゴのような香りの大吟醸「黄金井酒造(神奈川県厚木市)」瓶囲いを採用し香りを増強

黄金井酒造(神奈川県厚木市)は、東丹沢山麓からの伏流水を仕込み水として使用しており、今でも200年ほど前に掘った井戸からくみ上げている。原料の米は山田錦などの醸造好適米のほか、地元産の食用米「キヌヒカリ」や「はるみ」なども使用する。
酒蔵

洞窟から湧き出る水を使う「小澤酒造(東京都青梅市)」伝統的な生酛造りも維持

小澤酒造(東京都青梅市)は全国的にも珍しい岩盤を横に140メートルほど掘った洞窟から湧き出る水(中硬水)を仕込み水として使っている。さらに数キロメートル離れた山から採水した湧き水(軟水)とミックスしたうえで使用するという独自のスタイルだ。
酒蔵

消滅した酒米・亀の尾を復活させた「伊豆本店(福岡県宗像市)」久原本家の傘下で地方創生にも注力

伊豆本店(福岡県宗像市)は、病害虫に侵され姿を消した酒米「亀の尾」を復活させ、酒米の名前をそのまま使った大吟醸「亀の尾」を製造している。亀の尾は長年「亀の尾に優る酒米なし」といわてきた酒造りに適した酒米で、復活を志して収穫できるようになるまでに7年の歳月を要した。
酒蔵

さくらひめ酵母を使用する「水口酒造(松山市)」強いオール愛媛へのこだわり

水口酒造(松山市)は、愛媛県オリジナル品種の花であるサクラヒメから分離された酵母「愛媛さくらひめ酵母」を用いた純米吟醸酒を製造している。酵母だけでなく、水は石鎚山、高縄山系の伏流水を使用しており、米は愛媛県産のしずく媛や松山三井を使用するなど、オール愛媛にこだわった。
酒蔵

熟成酒を投入した「狩場一酒造(兵庫県丹波篠山市)」クラウドファンディング手法も導入

狩場一酒造(兵庫県丹波篠山市)は2024年1月に、同社初となる熟成酒「時の職人」を発売した。合わせて同月にはクラウドファンディングの手法を取り入れた「蔵ファン」の運用も始めた。丹波篠山の地で酒造りを続けていくには、新たな日本酒造りや新たなファン作りが必要と判断した。