酒蔵の売店でしか販売しない隠し酒「神結酒造(兵庫県加東市)」1-3月には酒蔵見学が可能

酒蔵

神結酒造(かみむすびしゅぞう、兵庫県加東市)は、販売ルートに乗せずに、酒米の山田錦の中でもやや品質の劣るものを使い、化粧箱なども造らず、酒蔵に併設した売店だけで販売することで価格を抑えた日本酒を持つ。

「女将の隠し酒」がそれで、飲食店からの仕入れ要求にも応じず、売店で配布している商品案内にも記載がない。

使用米は山田錦100%で、アルコール度数は17%以上18%未満と原酒に近く、抑えた値段で提供するため一升瓶タイプしかない。まさに商品名の通り、隠し酒だ。

もちろん、こうしたユニークな限定品だけでなく、「純米大吟醸神結」や、「大吟醸闘竜灘」「播州平野」などの品ぞろえもある。いずれもふくらみのある味わいとまろやかな香りが特徴だ。

2月中旬の日曜日には「しぼりたての宴」を開催

同社が酒蔵を構えるのは、播磨灘に臨む兵庫県南西部にある播磨平野の北部に位置する兵庫県加東市。

近くには、奇岩、怪岩が一面に広がる加古川の闘竜灘と、広々とした水田があり、商品名にある闘竜灘や播州平野はここから採った。

もう一つのブランドで社名でもある神結は古くから使用しており、こちらについては蔵の裏手の社のそばに生えた二本の樫の木が、結えて一本のように見えたことから命名されたという。

同社では毎年2月中旬の日曜日に「しぼりたての宴」を敷地内で開催しており、しぼりたての新酒や、おでん、湯豆腐、甘酒などを楽しむことができる。

また1月中旬から3月初旬には酒蔵見学も可能で、電子メールや電話で受け付けている。

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