日本酒を知らないと恥ずかしい時代に「ビジネスエリートが知っている教養としての日本酒」

世界中で日本酒への人気が高まっており、輸出も増加している。そうした外国人が注目する日本酒について、教養として学ぼうとする日本人も増えきたという。

著者は長年、飲料に関するコンサルタントを行っており、ビジネスパーソンとして、どのように日本酒を楽しめばよいかという視点で、日本酒の現状や日本酒の造り方、日本酒の歴史などをまとめた。外国人とビジネスでかかわりがある人には大いに参考になりそうだ。

加えて、できる人と思われるための日本酒のマナーやルールなども取り上げてある。例えば冷酒や燗酒を注文する際の注意点や、日本酒の注ぎ方のマナーなどがそれで、こちらは外国人とコミュニケーションをとる手段としてだけでなく、日本酒を楽しむためのノウハウにもなる。

巻末には、日本酒の香りや味わい、飲み方などを英語でどのように表現するのかを、付録として掲載してある。

日本酒は日本の文化であり、日本酒について知らないと恥ずかしいという時代がくるのかも知れない。

友田晶子著、あさ出版刊

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